Culture

​ウズベキスタンの文化

ウズベキスタンは中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和国です。シルクロードの中心として栄えています。

アジアとヨーロッパ、東西の文化が混ざり合うウズベキスタンは、14世紀に中央アジアから西アジアを支配したイスラム教国家「ティムール帝国」の中心地でイスラム文化を樹立させました。特にサマルカンドは「青の都」と呼ばれ、様々なモスクが並ぶ綺麗な街並みが特徴的です。他にもドーム型の天井や美しい幾何学文様で彩られたイスラム様式の華麗な建造物が有名で、多くの観光客が訪れます。

​また、教育にも力を入れておりこれからの近代化を目指した改革が進められています。

宗教 - religion -

ウズベキスタン人の約93%はスンニ派イスラム教を信仰しますが、ウズベキスタンは世俗国家であり、さまざまな宗教や自白の代表者が一緒に住んでいます。多数がイスラム教とはいえ他国に比べて緩やかで、市民はアルコール(お酒)を飲むこともあり、ラマダン(絶食)も人によってまばらです。ヘジャブやチャドルなど顔を隠す女性も少ないです。旅行やビジネスで訪れる場合は、宗教的な面で気をつける部分は特にございません。

他にはロシア系民族もいることからロシア正教の信仰もあります。

教育 - education -

ウズベキスタンは2017年の教育改革によって、現在は7歳から11年間の初等・中等教育が無償の義務教育となっています。今まで、義務教育に組み込まれていたカレッジ/リツェイ(専門教育・後期中等教育)は多くが閉鎖予定で18歳以降は大学や専門学校へ進学します。国内の識字率は98%近く有しています。教育機関は、公立幼稚園は6,175園、小中学校は9,847校、大学や高等教育は75校(大学は19校)あります。

タシュケントスタイル

JETRO

建築 - Architecture -

青の都サマルカンドでは、ティムール朝時代の影響とイスラーム建築が融合した文化と建造物がとても有名です。13世紀初頭にモンゴル帝国のチンギス・ハーンに旧首都が破壊された後、ティムールの時代を迎え、サマルカンドの中心部は帝国の首都としてモスクや神学校が多く建設されました。左の写真はサマルカンドの代表的な観光名所「レギスタン広場」です。レギスタン広場を囲む建物に使用されている青いタイルが印象的です。実はティムールの時代の建築物はあまり残っておらず、レギスタン広場はディムールの死後に作られたものです。

宗教 - religion -

ウズベキスタン国内で最も広く実践されている宗教であるイスラム教は国で長い歴史を持っています。8世紀ごろに中央アジアに進出したアラブ人がサーマーン朝を確立し、イスラム教をもたらしました。中央アジアの南部地域で最初に定着した後、今のウズベキスタンまで広がりました。そして、地域全体の建築や学術作品にも影響を与えました。しかしソビエト時代には、多くのモスクが閉鎖され、多数のイスラム教徒が国外追放されました。政府はまた、宗教の実践を管理する中央アジアのイスラム教委員会を設立しました。しかし独立後はイスラム教徒であると認識する個人の数が増え始め、今日では多くの宗派が行われ、スンニ派が最も多くなりました。

公式データによると、今日では2225の宗教団体が登録されており、16の異なる宗教告白があるそうです。ウズベキスタンの多様な民族的イメージは、国内の宗教の問題に高い寛容性があると述べています。ウズベキスタン憲法は、宗教の自由を保護しており、すべての人は宗教を公言する権利または公言しない権利を有します。ロシア正教会は2011年にウズベキスタンで140周年を迎えました。正統派キリスト教は、ロシアの皇帝アレクサンドル2世の命令によりロシア帝国に併合された後、1871年以降に布教されたとしています。2014年上半期にはウズベキスタンに38の正教会と60万人以上の正教会のキリスト教徒がいたそうです。現在ではウズベキスタンで2番目に多い宗教です。

教育 - education -

ウズベキスタンは2017年から教育システムの再設計を行い、教育改革を促進しています。
5歳から6歳の生徒の就学前教育への100%の登録を達成することを目指しています。その後、初等中等教育で9年間を経て、アカデミック教育機関で2年間。または初等中等教育での11年間の勉強とその後の職業専門学校で最大2年間を過ごすといった選択肢を学生は持っています。2017年までウズベキスタンの義務教育は9年間(1年生から9年生)で構成されていましたが、現在は変更されています。 具体的に2018/19年度には11年目(グレード11)制に移行しています。 10年生と11年生の学生は、実践的なトレーニングやスキルを身に付けられるように、専門教育が用意されています。ただし、10年生と11年生の場合、学生は学校の代わりにアカデミック教育機関に参加することもできます。つまり、義務教育には、学校で11年間、または学校で9年間に加え、アカデミック教育機関で2年間を含めることができます。 いずれにせよ11年間の勉強が用意されており、2019/20学年度から、11年生の卒業生は職業訓練校で勉強を続けるか、大学に出願するかを選択できます。

​​参考文献

建築 - Architecture -

​ウズベキスタンの建築物として、有名なものの一つにナヴォイ劇場があります。ナヴォイ劇場はウズベキスタンの首都タシケント市にある総床面積1万5000平方メートル、客席1400席を有する煉瓦作り3階建てのビザンチン風建築のオペラハウスです。

オペラハウスの建設開始の際、ソ連は1947年11月までに劇場を建設することを決定して建築を進めていました。第二次世界大戦後、日本人捕虜を活用して建築を進めるために457人の日本兵が強制的に派遣されます。捕虜でいながらも、劇場建設での日本人の働きぶりを見ているうちにソ連の収容所長やウズベク人たちは次第に日本人捕虜に敬意を表し、国内に点在する17箇所の日本人墓地を守り続けたそうです。1991年に中央アジア各国がソ連から独立した際に再び勤勉な日本の働きぶりが思い起こされ、日本をモデルとした国づくりをしようという動きに繋がりました。

劇場裏手の記念プレートには1996年に新たなプレートが作られ、「1945年から1946年にかけて極東から強制移送された数百名の日本国民が、このナヴォイ劇場の建設に参加し、その完成に貢献した。」とウズベク語、日本語、英語、ロシア語の順に刻まれています。また、首都タシケントの市民の要望により、日本から持ち込まれた1000本あまりの桜がナヴォイ劇場や日本人墓地などに植樹されました。

他にもティムール朝時代を創設したティムールの妻にちなんで名付けられたビビ・ハーヌム・モスクも有名です。高さ167メートル、幅が109メートルという世界有数の巨大モスクです。

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